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廿TT

譬如水怙牛過窓櫺 頭角四蹄都過了 因甚麼尾巴過不得

(裏)ジャケじゃんけん

まとめブログ

ジャケじゃんけん

という、持ち寄ったレコードのジャケットを見せ合ってそのインパクトを競う遊びがありまして、ぼくもそれやりたいんだけど、ぼくは別にレコードコレクターじゃないので参加できない。なので一人でやります。

この値札がいい

 ぼくは値札のシールをきれいにはがすのが趣味なんだけど、例外的にあえてはがしてない値札もある。

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↑ふつう古本の値札って目立たない位置にはると思うんだけど、こんな風に表紙のタイトルを覆い隠すように堂々とはられていると、かえってはがすのが惜しい。


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↑中でもこのCDはアーティスト名の上に乗っかった「中古 ¥50」が愛のない感じでいいと思った。
 曲的にも、これ、シーモいらなくね? って感じなので内容にマッチしている。

このアー写がいい

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中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出文庫):はじめこれをみたときは、なんて革新的/確信的な表情の著者近影なんだ! と思ったけど、


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三浦俊彦『M色のS景』(河出文庫):この時期河出書房は「J文学」というよくわからないキャンペーンをやってたりして、どうもわざとだったっぽい。

この裏表紙の解説がひどい

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橋本治『恋愛論』(講談社文庫):なにを言ってるかさっぱりわからない。でもこれ、橋本治なのでわざとやってる。わざとやってるのはやはりジャケじゃんけん的には減点である。


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水木しげる鬼太郎夜話』(ちくま文庫):あらすじが思いっきりまちがってるところがすばらしい。
 鬼太郎親子は別に流行歌手を助け出そうとしないし、ねずみ男が流行歌手に吸血木を植えつけたのは、単にそれが趣味だから。
 にせ鬼太郎がチャンチャンコを奪ったのは有名になりたいからで、吸血木とは一切関係ない。
 そもそも吸血木は別にストーリーの核ではない。
 おそらく編集者がろくに中身を読まずに「鬼太郎は悪い妖怪をやっつける正義の味方」みたいなイメージだけで書いたのだろう。
 でもおもしろいのでこの解説は訂正しないで欲しい。

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亀ノ頭のスープ―河出文庫版

亀ノ頭のスープ―河出文庫版

↑短篇集。本書所収の「21世紀の精子ん異常者」は無駄のないストーリーテリングの妙を見せる名作である。オチはジョン・レノンのイマジン。
 あと「ミクロの精子圏」も傑作。他はゴミだな。


家出/恋のABC<あだるちーVERSION>(CCCD)

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↑買わなくていいと思う。


中原昌也の初短篇集。柳下毅一郎の解説が優れていて、特に付け足すことがない。


M色のS景 (河出文庫―文芸コレクション)

M色のS景 (河出文庫―文芸コレクション)

↑けっこうおもしろい。「これは餡パンではない」とか、すごいいいと思うんだけどな。


恋愛論 (講談社文庫)

恋愛論 (講談社文庫)

↑表紙も橋本治である。どこを切っても橋本治


鬼太郎夜話 (ちくま文庫 (み4-16))

鬼太郎夜話 (ちくま文庫 (み4-16))

↑数ある鬼太郎サーガの中で、どれか一冊選ぶとしたらこれ。
 貸本版の『墓場鬼太郎』をガロ連載用にリメイクした要素が多くて、冒頭部分はダイジェストみたいになってる。
 流行歌手の「三島由美夫」って元は「トランク永井」なんだよね。
 それを(なぜか)三島由紀夫自決に合わせて描きなおした結果、歌手のモデルが三島由紀夫っていうよくわからないことになってる。
 水木先生は妖怪画だけでなく似顔絵とか風刺画みたいなのも得意なのだ。
 けど、そういうこと知らないほうがわけわからなさが増加して楽しめるかもしれない。