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廿TT

譬如水怙牛過窓櫺 頭角四蹄都過了 因甚麼尾巴過不得

わたしの好きな漫画ベスト10

漫画 まとめブログ

漫画

アマゾンアフィリエイト貼りまくってるのに一銭も入ってこない。
それでもマンガなら、マンガなら一冊くらいだれか買ってくれるんじゃないか。

順位は思いついた順なので適当ね。

第1位 ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

説明不要でしょう。今の超能力バトル漫画でスタンドの影響を受けてないものが一個も思いつかない。

第2位 カイジ

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

1巻〜5巻までの限定ジャンケンは文句なしの傑作。
基本、福本伸行のギャンブルマンガは1対1のバトルになっちゃうんだけど、限定ジャンケンだけは個人個人の思惑の集積が個人個人の意図とは違う結果を招くというミクロ経済学バトル漫画。

6巻〜8巻までの鉄骨渡りは「人は一人ひとり孤独で支えあったりできないけど、それでも隣を歩く人がいるっていうこと自体が希望そのものなんだ」という主張を、鉄骨の上を歩かせるという大胆な表現で漫画化した謎の作品。
「一人ひとり孤独で支えあったりできないけど、それでも隣を歩く人がいる」という状況がそのまんま漫画になってる。比喩とかテーマとかをここまで丸出しにできるのはすごい。


賭博破戒録カイジ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

賭博破戒録カイジ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

破戒録の1巻〜5巻は団結と権力への抵抗で『労働組合ギャンブル漫画』という新ジャンルを作った(が、だれも後を継ぐ者がいない)。

第3位 スラムダンク(全32巻)

スラムダンク (1) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (1) (ジャンプ・コミックス)

説明不要でしょう。最近の井上雄彦はなんかえらい先生になっちゃったなー。いやリアルもバガボンドもおもしろいんだけど。

第4位 大日本天狗党絵詞(全4巻)&大王(全1巻)

大日本天狗党絵詞 1 (アフタヌーンKC)

大日本天狗党絵詞 1 (アフタヌーンKC)

恐怖感と疎外感から始まった運動が派閥争いになって内ゲバで自壊する、テロリズムの本質を描いてる。ここでいう本質とは、各パーソナリティのぶつかり合いの結果、人間関係が当事者たちの意図しないプロセスをたどってしまう必然的なパターンっていう意味。

大王 (Cue comics)

大王 (Cue comics)

大日本天狗党絵詞にも共通していえる特徴だけど、建物を壊すこと、動物が逃げ出すことで、登場人物の内面の爽快感とか喪失感とかが外界に直接反映されてる。

  • 象夏、かわいい。
  • メトロポリスセカイ系の逆なんだと思う。世界的な問題を無視して個人の問題を解決して終わるという。近代化の過程で「文学」の役割は近代化によって生じる局所的な問題を拾いあげることだったけど、今、物語の役割は個人に対する優しさと社会的な正しさが対立する場面を取り上げて、個人に対する優しさを優先することだと思う。なのでストーリーとしておもしろい作品というのは必然的にすべて一部の個人にとっておもしろいものにしかならない。
  • あさがお、お兄さんが月に向かって落ちるコマの浮遊感は「コマ」の枠線がないと表現できない。背骨がぞくぞくする。

第5位 私は貴兄のオモチャなの(全1巻)

私は貴兄(あなた)のオモチャなの (フィールコミックスGOLD)

私は貴兄(あなた)のオモチャなの (フィールコミックスGOLD)

ぼくは恋愛のことはよくわからない。

第6位 ぼくんち(全1巻)

ぼくんち (ビッグコミックス)

ぼくんち (ビッグコミックス)

ボコボコ飛び出す叙情性。恵まれた家庭に育った人間なんで忘れてたけど、近代化によって生じる局所的な問題を拾いあげて物語として問題化する、というの現在でもできちゃうんだよな。

第7位 ザ・ワールド・イズ・マイン(全5巻)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

そのうちちゃんとした解説を書きたい。

第8位 ノーマーク爆牌党(全9巻)

麻雀版スラムダンクだと思ってもらえれば。いや、(スラムダンク+ピンポン)×麻雀 かな。
ピンポン (1) (Big spirits comics special)

ピンポン (1) (Big spirits comics special)

第9位 鈴木先生(全11巻)

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)

おもしろい物語っていうのはすべて、「俺のことが書いてある」と思わせるものなんですよ、実は。

第10位 のんのんばあとオレ(全2巻)

のんのんばあとオレ (1)

のんのんばあとオレ (1)

のんのんばあとオレ (2)

のんのんばあとオレ (2)

たとえばドラえもんとかハリー・ポッターとか不思議の国のアリスとかだと「ふつうの人の視点から見た異世界」とか、「日常に異分子が入ってくる」っていう設定なんですけど、水木しげる鬼太郎の場合それが逆なんですよ。

鬼太郎夜話 (ちくま文庫 (み4-16))

鬼太郎夜話 (ちくま文庫 (み4-16))

鬼太郎たち妖怪の価値観で人間の世界を見てるんです。だから話の飛び具合についていけないし、鬼太郎が妖怪と戦ってても緊迫しないんです。
むしろ鬼太郎にだれかが追いつめられてるシーンがちょっと怖くなるという、不思議の国のアリスでいうとチェシャ猫が主人公なんです、鬼太郎の場合。

でものんのんばあとオレは人間の価値観で描かれてます。だから、人間が読んでふつうにおもしろいし本当に泣くと思うよ。

水木しげるはワタクシの人格を形成したものですね。




……アメコミがランク外になってしまった。まあそのうち。